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今年度から運営を湘南八景自治会に移行した「資源リサイクル会」の会長を長年務めた 木下 薫さん 東朝比奈在住 71歳

公開:2016年8月25日

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資源生かした四半世紀

 ○…「ようやく肩の荷がおりた感じ」。今年度から、約25年間続けてきた「湘南八景自治会資源リサイクル会」の運営を自治会へと移行した。9年前に夫を亡くしてから、考え始めたのは「もし私が病気になったら…」。「業者さんの生活もかかっているので、辞めるわけにはいかない。ならば会を『後に続く形』にしないと」という思いを強くした。そこで原点に戻り、事業を古紙回収に一本化。負担の少ない形で引き継いだ。今年1年はアドバイザーとして、見守っていく。

 ○…25年ほど前、見学にいった横浜市のゴミ処理場でビンも洗濯機もいっしょくたに燃やされる現状を目の当たりにした。「東京都はすでにごみの分別を開始していた。生かせる資源は生かさないと感じた」と振り返る。自治会の環境事業推進員ということもあり、1年間かけて仲間と構想を練った。1991年、回収ポイントを13カ所つくり、ビン・カンと古紙の回収を開始。ポイントに立つボランティアを募ると、苦も無く136人が集まった。

 ○…94年に市が分別を開始してからは、古紙回収が活動のメインに。一方で、地域で不用品の交換ができるような情報を掲載したかわら版の毎月発行、夏祭りの大型不用品交換会、リサイクル製品の制作会など活発な活動を重ねた。「続出する問題はあったけど、なんとかやってこられた」と笑顔。25年間の収益は約1500万円。ごみ回収のネットボックスや災害用品などの購入費用や子ども神輿、被災地への寄付などに充ててきた。95年には基金も設立し、積み立てている。

 ○…装飾の美しい芝山漆器を作り始めて18年。居間には自身の作品やお気に入りの漆器が並ぶ。何層にも漆を塗り、繰り返し磨く漆器作りは「気が遠くなるほど」。それでも「人ができることはできると思っている。手仕事は大好きなんです」とにっこり。漆器を磨くその手からは、モノを慈しむ心がにじむ。

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