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アピタ金沢文庫 認知症患者に安心を 従業員がサポーターに

社会

公開:2016年8月25日

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間違った対応で怒らせてしまう寸劇も
間違った対応で怒らせてしまう寸劇も

 9月中旬にリニューアルオープン予定のアピタ金沢文庫店の従業員に向け、金沢区庁舎で「認知症サポーター養成講座」が行われている。講座は3回実施され、従業員約240人が受講する予定だ。初日の8月19日には95人が参加した。

 「全従業員を対象としたのはアピタで初めて。どなたも安心安全で買い物できるよう、地域に貢献できればとお願いした」と話すのは吉田博史店長。365日働く従業員が全員参加できる機会は少ないため、開店前は絶好の機会だった。金沢区に相談し、講座が実現した。

 講師となったのは、認知症の理解について普及活動を行う市民ボランティア団体「かなざわささえ隊」と、アピタのある釜利谷東を担当地区とし介護の相談窓口となっている釜利谷地域ケアプラザのスタッフ。19日は、かなざわささえ隊の山中和子さんが資料を用いて認知症や接し方について説明。実際に店舗で困っている認知症患者を見かけた場合、どのように対応するかなどを寸劇やグループワークを通じて考えた。

 最後に山中さんが「驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない、否定しないが接する時のポイント」と強調。身元がわからない場合は迷わず警察に連絡するよう呼びかけた。また、万引きをしてしまった認知症患者の家族へ、店側が入店禁止を告げた実例を挙げ「本人は万引きや徘徊をするつもりはない。介護の苦労に加え、病気のことを分かってもらえないと家族は絶望してしまう。ぜひ対応を考えて」と訴えた。

 受講を終え吉田店長は「どなたも等しく店舗にしっかり迎え、普段の生活の場として使ってもらえれば。安心を提供したい」と決意を新たにする。「2年半のブランクで不便をかけた分、行政と組んで地域のためにできるだけのことをしていきたい」と話していた。

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