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町工場の魅力、縁日で ニットーに専門技術集結

社会

公開:2016年9月15日

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ニットー敷地内に屋台が集う
ニットー敷地内に屋台が集う

 町工場の持つ魅力を伝えようと9月10日、プレス金型製作などを行うニットー(藤澤秀行代表/鳥浜町)でものづくりイベント「えんにち!」が初めて開催された。当日は町工場や職人が、ワークショップを行える屋台を出店。今後は規模拡大を目指す。

 鋳造してコマを作る体験やウレタンを使用したハンコ作りなど、町工場の専門性を生かした10の体験ブースが集結。ネジやバネを使ったアクセサリー販売や、本物のフォークリフトに乗って写真撮影ができるフォトスポットも用意した。

 運営するのは町工場の職人やものづくりを愛する7人で構成される「えんにち実行委員会」。自らを「町工場親善大使」と称する声優の羽田詩織さん=写真右=が発起人だ。ニットーをはじめ、金沢区内からも中小企業が参加する「全日本製造業コマ大戦」で司会を務めて以来町工場に「どはまり」し、その魅力を発信してきた。

 「車にしてもタイヤやボディーを作る工場がある。分担作業と知って驚き、専門性や職人のかっこよさに魅力を感じた」と羽田さん。全国約40カ所の町工場をめぐり、ネットワークを築いてきた。小学生向けに企画した体験で、一心不乱に作業に向き合う子どもを見て「間口が広がるのでは」と縁日の構想を掴んだ1年前。PR下手が多い中で、祭り感覚なら出店者も来場者もざっくばらんに関われる―。今年6月に呼びかけると、とんとん拍子に話が決まった。

 「工場が発信するとかたくなりがち。女性かつ、ものづくり好きな人の目線と職人のコラボに可能性を感じた」と藤澤代表=写真左。出店に基準を設け、「ファミリーや女性でも楽しめるよう、女子が可愛いと思えるものを集めた」と羽田さんは話す。また出店者にもメリットがあるよう、あえてジャンル分けせずブースを配置。業種の垣根をこえて交流できるよう工夫した。

 今後は規模を拡大し、楽しく学べる「町工場フェス」への成長を目指す。3月上旬の開催も決定した。「縁日は誰がどこでやっても良い。PRの一つの方法になれば。職人のハートを一般の人々に伝える”翻訳”的立場になりたい」と羽田さん。藤澤代表は「技術を持つだけでなく、いかにPRするかが重要な時代。ものづくりの楽しさ、新しい可能性を伝えたい」と話した。

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