南部、東之町、並木、中部、シーサイド、西部、下之町――富岡の七カ町が一致団結して盛り上げる「富岡八幡宮秋季大祭」が9月24日(土)・25日(日)に開かれる。富岡がお祭り一色になる2日間が幕をあける。
24日の宵宮祭は大祓の神事の後、万灯神輿渡御が行われる。各町内の万灯神輿が夕闇に浮かび上がり、美しさとともに熱気が高まる。25日は大祭式(湯立神楽奉納)に続き、大神輿の連合渡御が行われる。一番の盛り上がりを見せるのは、午後2時ごろの京急線富岡駅前。七カ町の神輿が集結し、迫力あふれる鼻合わせが行われる。2年間、宵宮のみの参加だった並木の神輿も今年から復活。並木祭礼会の大粒来富雄会長は「みんな気合が入っている。あとは天気が良ければ」と話す。
当番幹事は南部
「神輿はリズム。狭い中でやるから面白い」と駅前の鼻合わせを評するのは、今年の当番幹事を務める南部清水会の蒲谷博久会長。「ギャラリーがいないと燃えないしね」と穏やかに笑う。お祭りの良さを、「普段、顔を合わせない人と一緒に過ごして、ご飯を食べて、楽しむ。町内の結束に役立っている」と話す。祭りを通して、町内の人々が挨拶しあう関係になるのを大事にしたいと願う。
そんな神輿会と町内会のまとめ役となるのが祭礼委員会だ。南部の委員長となって3年目となる岡田明夫さんは「初年度は右も左も分からず大変だった。みなが協力して楽しみたい」と話す。毎年、南部の御酒所で披露されていた横浜高校の和太鼓は、より多くの人に聞いてもらおうと駅前に場所を移す。「高校生が参加すれば盛り上がるし、活性化にもつながるのでは」と期待を寄せる。
「事故なく、ケガなく、みんなが楽しめれば」――地域の人々の思いが祭りで1つになる。
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