障害者を雇用し独立に向けた支援を行う磯子区のダイア磯子で4月3日、区内4件目となる就労移行支援事業の開所式が行われた。同所には養護学校を卒業したばかりの4人が入所。これから2年間の座学と実地訓練で、一般企業で働くための社会性や作業性を身に付けていく。
式では運営する同愛会の高山和彦理事長が「社会人としての1歩。もう少し勉強し、力を発揮してください」とエールを送った。その後、4人は「毎日、目に入るように」と教室の壁に張ったボードに目標を手書き。それぞれ将来への前向きな思いや決意を口にした。入所者には工賃として月額3万円以上が支給される。
ダイア磯子はクリーニング事業を通した就労定着支援を1992年にスタート。障害者雇用促進法の改正などを受け、各企業の障害者雇用への取り組みが活発化する中、今年から一般企業への就労支援に乗り出した。「(就職した)2年後がスタート」と話すのは職業支援員の横井千尋さん。「皆さん適正レベルが違うが、それぞれの目標に向け頑張って欲しい。ダイアにいたことが、少しでも自信になれば」と話す。また、就職後も支援機関などと連携しつつ、職場に定着できるよう支援を継続するという。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|