金沢動物園(金沢区釜利谷東)でこのほど、株式会社ディー・エヌ・エーと横浜市は自動運転バスの一般向け試乗会を行った。2020年の東京五輪を見据え、公道での実用化を目指したい考えだ。
自動運転自動車「ロボットシャトル」は、電気で走る無人運転バス。運転席のない車内には最大12人(6人着席)が乗車可能で、GPSやレーザーセンサーで位置や障害物を確認しながら走行する。最大時速は40Kmほどだが、試乗会では180mのコースを約5分かけて往復した。参加者からは「低速なので動物を見ながら楽しめた」「安定しているし音も静か」などの感想が寄せられたという。
ディー・エヌ・エーは、保有の技術を活用した社会課題解決に向けた協定を4月、横浜市と締結。高低差が課題でもあった同園で、高齢者や子どもの交通課題解決の実証実験として実施された。原久美子園長は「乗り物があると良いなと常々考えていた。安心安全な乗り物として実用化されることに期待したい」と話す。
過疎地域や傾斜の多い地域の課題解決や、駅までの少しの距離を便利にする移動手段、ドライバー不足の解決手段などとして期待される自動運転バス。同社はプライベートエリアでは19年、公道では東京五輪の20年をめどにサービスを開始していきたい方針だ。
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