磯子区岡村が生んだアーティスト「ゆず」の20周年を祝おうと、岡村公園(磯子区岡村)でゆずの苗木を植える記念植樹式が6月3日に行われた。この日は、ゆずのファーストシングル「夏色」の発売日。応援する地元の人々やファンにとって「記念になる日を」との思いから選ばれた。
岡村公園はデビュー間もないゆずが地元住民を集めてライブを行ったゆかりの地。当日は47人がお祝いに駆けつけた。冒頭では岡村地区連合町内会の三澤繋次会長が登壇。ライブの様子を振り返り「2、3千人の予想が6千人集まった。岡村の名前を全国に広めてくれた。感謝状の贈呈も考えなければ」と挨拶。「今後もゆずと岡村をこよなく愛してほしい」と締めくくった。その後、公園事務所前にデュオであるゆずをイメージした2本の苗木を植樹。「左が北川さん、右が岩沢さん」という清水るみ所長の言葉に、集まったファンは思い思いに土をかけた。最後はライブ活動などを行う「サンデーサティーズ」が登場し、本人さながらのパフォーマンスで夏色など3曲を歌い上げ会場を盛り上げた。ゆずのライブをきっかけに「心に届くような歌を届けたい」と活動を始めたというメンバーの山口宏一さんは、「(ゆずが)いなければここに立っていないかも。応援している側にとっての20周年でもある」と話した。
植樹式に合わせ、野球場外周にも3本植えられたゆずの苗木。2本のゆずを支える地域とファン、岡村公園の意味がこめられている。所長に就任した4年前から構想を抱いていたという清水所長は「感激の一言。岡村はゆずパワー、地域パワーが強い場所。これからも一つにまとまっていければ」と話す。目指すのは公園内がゆずの木で溢れる「ゆずの森」。「大きく育つまでは時間がかかるが、本数を少しずつ増やし見守っていきたい」と話した。
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