日本が伝えてきた新羅・高麗仏教の真髄を示す文化財を一堂に紹介する特別展「アンニョンハセヨ!元暁法師」があす23日(金)から神奈川県立金沢文庫(京急線金沢文庫徒歩12分)で開催される。8月20日(日)まで。
韓国仏教を伝える写本や版本は後世の廃仏運動などの影響で、現在、韓国にはほとんど残っていないという。金沢文庫の主任学芸員・道津綾乃さんは、「そんな中で、日本に現存する写本などはとても貴重」と話す。今年は元暁法師生誕1400年という記念の年で、金沢文庫は2015年から韓国・東国大学校仏教文化研究院HK研究団と共同研究を進めてきた。
この特別展では称名寺が所蔵する新羅や高麗の仏典の写本など30点に加え、他施設から借りた韓国仏教を知るうえで必要な資料などを一堂に展示する。15年に道津さんらが発見し「最古の古写本か」と話題になった「華厳経問答」=写真右=も初公開となる。
関連イベントも
特別展に合わせ韓国語の「こんにちは」を表す「アンニョンハセヨ」をハングル文字で書く書道大会も実施。応募期間は8月16日(水)までで、8月20日(日)まで金沢文庫2階特設掲示板に掲示されるほかHPからも見ることができる。応募専用用紙は受付で配布中だ。また、7月23日(日)午後1時から4時30分は韓国のおもちゃで遊べる無料イベントも。(問)金沢文庫【電話】045・701・9069
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