神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜南部市場大感謝祭実行委員会の委員長を務める 戸塚 泰輔さん 金沢区鳥浜町在勤 45歳

公開:2017年11月2日

  • LINE
  • hatena

変化を改革のチャンスに

 ○…横浜南部市場の一大イベント「大感謝祭」の実行委員長を務めるのは今回で3回目。「せっかく足を運んできた人に喜んでほしい」との思いは人一倍だ。「市場を活性化させたい」という願いはみな同じ。「みんなのお祭りだから、自分は飾りでいい」と言いつつ、「裏では努力しないと」と大変さを少しも感じさせない笑顔を見せる。

 ○…市場で青果の卸売業を営む母親の姿を見て育った。長年「八百屋はやらない」と思っていたが、女社長として苦労する母親を見て心が動いた。「女手一つで育ててくれた母を、引退させて楽にさせたかった」。17年前、会社員を辞め、母親の会社へ。当時は卸業優先で、市場内の店舗には値札も、カゴもなかった。「こうじゃないだろって」。スーパーを回り並べ方や売り方を研究。古参の従業員の反発もあったが、POPを立て、買い物かご導入などをすすめた。「まっすぐやっていると味方になってくれる。人の支えはお金を積んだって得られない」

 ○…「ここの野菜は1週間もつから」。客からの賛辞は、嬉しくもあり、プレッシャーでもある。商売で大切なのは「お客さんを裏切らない」ことだとも。「信用を得るのは時間がかかるけど、失うのはあっという間よ」。社長となった今、各従業員に仕入れや販売を全面的にまかせる。「自分で仕入れて売ると責任を持つし、商品に愛着も生まれる。今やウチの従業員はオレより熱いよ」と目を細める。

 ○…横浜南部青果商業協同組合の理事長として、町の青果業の未来を憂う。「例えば焼き芋にするとかジャガイモを洗うとか。スーパーがやってないことをやらないと」と仲間にエールを送る。2019年には南部市場に「にぎわいエリア」が新設され、生まれ変わる。大手業者の参入も、経営やサービスを改革するチャンスととらえる。「色んな声があるが、間違いなく来る人は増える。専門職の強みを出したい」

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

中村 高久さん

磯子警察署の署長を務める

中村 高久さん

磯子区在勤 56歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

佐伯 隆道さん

金沢区佛教会の会長を務める

佐伯 隆道さん

金沢区富岡東在住 54歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表した

境 領太さん

磯子区在住 39歳

3月21日

橋本 麻也加さん

根岸地区センターでマリンバの演奏を披露した

橋本 麻也加さん

磯子区中原在住 30歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook