関東学院大学理工学部の中野幸夫教授がNextDrive(株)=本社・台湾=と提携し、同社が進めるスマートメーターを活用した高齢者見守りシステムの研究開発に取り組むことがこのほど発表された。
中野教授は、電気使用量の大小や電気スイッチ操作の有無などに着目し、家庭の総負荷電力から電気機器の稼働状態や居住者の生活状況を推定する研究に取り組んでいる。
「Next―」は無線ネットワーク電子機器の開発などを行う。同社が開発したHEMSゲートウェイ「Cube Jシリーズ」は電力量を計測するスマートメーターとワイヤレスで接続し、外出先でもスマートフォンなどを通じて電力の使用量を把握できる。
共同開発を目指す見守りシステムでは、この「Cube J」に保存される電力データを中野教授の研究に基づいて分析処理。居住者の生活状況を推定し、電気が使用されない時間が一定期間続くなど、異常を検出した場合に家族らに緊急通報を行うなどを導入イメージとしている。
中野教授は「システムが身近で有力な(高齢者の)見守り方法として育ってくれたら嬉しい」と話した。
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