金沢区・磯子区版

コラムの記事一覧

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第15回「小泉(こずみ)」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     手子神社から金沢中学校西側辺りに挟まれた地域で、旧宿村内の字名でした。 瀬戸の入海が入り込んでいた当時は、河岸があり、製塩用の薪を町屋...(続きを読む)

  • 「ネジバナ」は右、左どっち巻き?

    可愛さの中に恐ろしさが潜む

    「ネジバナ」は右、左どっち巻き?

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     日当たりのよい草原に、ピンク色の「ネジバナ」が咲いています。ネジバナは名前のごとく、花が茎にらせん状に咲くラン科の仲間で、別名「モジズリ」といい、英名では「婦...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第14回「宿」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     宮川を下流から遡って、右手に金沢文庫病院を見て左に手子神社側に曲がるところに「宿(しゅく)広場」があります。昔、このあたりに瀬戸の入海に接して「宿村」があった...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第26回 称名寺塔頭 光明院

     称名寺の参道を歩き、仁王門の手前までくると、赤い前掛けをしたお地蔵さまの姿が見えてくる。その背後、趣のある茅葺きの山門を擁するのがこの寺だ。...(続きを読む)

  • 大橋新太郎と金沢文庫(下)

    大橋新太郎と金沢文庫(下)

    文・高橋悠介(県立金沢文庫学芸員)

     明治の出版王・大橋新太郎が金沢の地に縁を持った契機は、1905(明治38)年、旧越後与板藩主井伊家の別荘を買い受けたことです。大橋はこの地をとても気に入り、同...(続きを読む)

  • 藤原定家の伝説「テイカカズラ」

    神話に髪飾りで登場

    藤原定家の伝説「テイカカズラ」

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     「深山には霰ふるらし外山なる まさきの葛(かずら)色付けにけり」(古今集) 古事記の中に、天照大神が岩戸に隠れた時、天鈿女命(あめのう...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第25回三療山医王院 薬王寺

     鎌倉時代初頭、追浜で命を落とした源範頼。その菩提を弔おうと建立された「三愈山遍照坊(さんゆうざんへんじょうぼう)」がルーツだ。秘仏となっている本尊・薬師如来は...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第13回「侍従川」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     私達の金沢には、区内に源流を持ち、そのまま区内を流れ外海に注いでいる川が2つあります。  今回紹介する「侍従(じじゅう...(続きを読む)

  • 北米に新天地「スイカズラ」

    唐草模様の原形の蔓

    北米に新天地「スイカズラ」

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     初夏、山林の茂みを蔓で被っている「スイカズラ」の美しい花を見つけることができます。開花時の花は純白色ですが、数日経つと黄色に変色するので、「金銀花」の別名があ...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第12回「平潟」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     「名所和歌物語」(1614年)に記載された「平沙落雁はひらかた」の「ひらかた」が、「平潟」の地名として最初に表れたものです。「鎌倉物語」(1659年)にも「ひ...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第24回此木山(しもくざん)西方寺 寶蔵院(ほうぞういん)

     漁師町として発展してきた柴町。その中心、東京湾を見下ろす高台に位置する。 江戸時代に火災に見舞われたため、この寺の創建を伝えるものはな...(続きを読む)

  • 四つ葉は幸福「シロツメクサ」

    発泡スチロールの代用に利用

    四つ葉は幸福「シロツメクサ」

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     子どもの頃、「シロツメクサ」(クローバー)の花を集めて花輪を作ったり、幸せを呼ぶと言われる「四つ葉のクローバー」を夢中になって探したりした経験は誰もが持ってい...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第11回「乙舳町」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     安藤広重の金澤八景「乙艫(おっとも)帰帆(きはん)」には、「沖津舟 ほのかにみしもとる梶の おとものうらに かへる夕波」という京極高門の和歌が記されています。...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第23回 嗣法(しほう)山 伝心寺

     1247(宝治元)年、時の執権・北条時頼によって開基された。この年の夏から翌年春にかけて、宗祖・道元が説法をしたという記録も残っている。...(続きを読む)

  • ホトトギスと仲が良い「ウツギ」

    万葉歌人も愛した花

    ホトトギスと仲が良い「ウツギ」

    日本自然保護協会自然観察指導員金子昇(富岡西在住)

     「卯の花の垣根は夏の入口」「卯の花が咲いたぞ耳の穴を掘れ」(江戸川柳) 昔から卯の花(ウツギ)が咲き出すと、ホトトギスが南からやってく...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第10回「能見台」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     能見台は、昭和50年代中頃から60年代にわたる宅地開発により、釜利谷町、富岡町、片吹、堀口、谷津町など周辺地区の一部から新設された町です。町名は金沢...(続きを読む)

  • 恐ろしい別名を持つ「キランソウ」

    薬効が大きい万能薬

    恐ろしい別名を持つ「キランソウ」

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     日当たりのよい野原や土手などに可愛い紫色の小さな花、「キランソウ」が地面にへばり付いて咲いています。「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色のことで、花の「紫藍色」が...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第22回 法爾(ほうに)山 天然寺

     国道16号の旧道沿いを歩くと、民家の脇にその参道が現れる。山門をくぐると、境内の静けさに驚く。 創建は天文年間(1540年ごろ)。鎌倉...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第9回「並木」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     富岡八幡宮の裏手、国道16号線沿いに、「宮の前」という交差点とバス停があります。 もともとは、八幡宮の前、つまり、参道の下から慶珊寺の...(続きを読む)

  • 馬が食べると酔う木「アセビ」

    日本最古の造園植物

    馬が食べると酔う木「アセビ」

    日本自然保護協会自然観察指導員金子昇(富岡西在住)

     アセビは公園や庭木によく植えられる常緑低木で、花は壺状をした可愛い花冠を鈴なりに咲かせます。よく見ると、5弁の花冠の先がくびれて、下向きに反り返っています。こ...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第8回「瀬戸」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     一般に「瀬戸」とは「狭い海峡」を意味し、潮の干満時に急流となる場所を指します。従って日本全国に多くの「瀬戸」という地名があります。 鎌...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第21回 福船山 安立寺

     毎年8月16日に行われる「灯篭(とうろう)流し」。寺を出た行列は、町屋の街を通りぬけ、野島運河の河口へ。いくつもの灯篭が、金沢の海へ放たれる。海難者や魚の供養...(続きを読む)

  • 種はアリが運ぶ「タチツボスミレ」

    子どもの遊び「相撲取草」

    種はアリが運ぶ「タチツボスミレ」

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     「山路来て 何やらゆかし すみれ草」(松尾芭蕉) 春の日差しを受けて、淡紫色の可憐な花を咲かせる「タチツボスミレ」は、誰もが知っている...(続きを読む)

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    かねさわ地名抄

    第7回「朝比奈」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     朝比奈町には、鎌倉市十二所(じゅうにそ)まで国の史跡「朝夷奈切通」が通じています。ここは江戸時代、相模国鎌倉郡峠村で、明治22(1889)年の町村制で大字峠(...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第20回 知足山龍華(りゅうげ)寺

     洲崎町のまちなかに位置するこの寺は、「準別格本山」の名を背負う。そのルーツは、1189(文治5)年に六浦で創建された「浄願寺」。のちに火災に遭い、金...(続きを読む)

  • 「ウメ」は蕾より香りあり

    春告草、初花草の名を持つ

    「ウメ」は蕾より香りあり

    日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)

     ウメの花が香る早春、心もウキウキしてくるシーズンの到来です。ウメは古い時代に中国より花とその文化(庭に梅を植えて早春の香りを楽しむ風習)が伝わってき...(続きを読む)

  • かねさわ地名抄

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    かねさわ地名抄

    第6回「白山道」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

     京急金沢文庫駅西口のターミナルから出ている「白山道(はくさんどう)循環」バス。路線の道幅が狭く、小型バスで運行されています。 この「白...(続きを読む)

  • 青い目の人形「オオイヌノフグリ」

    聖女ベロニカの名を持つ

    青い目の人形「オオイヌノフグリ」

    日本自然保護協会自然観察指導員金子昇(富岡西在住)

     「いぬふぐり 星の瞬く 如くなり」(高浜虚子)  暖かな日差しを受け、土手や路傍で早くも可憐な「オオイヌノフグリ」の花...(続きを読む)

  • かなざわの名刹

    記者が訪ねる

    かなざわの名刹

    第19回 野島山染王(ぜんのう)寺

     野島山のふもと、住宅地の一角にあるこの寺。山門に刻まれた「王」の字が印象的だ。表通りの喧騒からも離れ、境内ではゆったりとした時間が流れる。...(続きを読む)

  • 北の方向を示す「コブシ」

    春を告げる原始の花

    北の方向を示す「コブシ」

    日本自然保護協会自然観察指導員金子昇(富岡西在住)

     「白樺青空南風 コブシ咲くあの丘 北国のああ北国の春」。千昌夫の「北国の春」の歌詞です。北国というと、東北・北海道方面を思い浮かべがちですが、作詞者...(続きを読む)

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