世界コマ大戦緑川会長 異色映画に出演 地元上映を呼びかけ
「下町ボブスレー」で一躍注目を集めた東京・蒲田(大田区)の町工場。そんな蒲田から異例の市民参加型映画「未来シャッター」は生まれた。大半の出演者は、中小企業の経営者や商店主ら演技経験のほとんどない”市井の人”。そんな中、主演の1人を演じるのが、区内福浦で製造業を営む緑川賢司さんだ。
映画は自分の未来に迷う3人の青年たちが、新たな出会いや繋がりから自らの手で「未来のシャッター」を開こうと奮闘する―というストーリー。緑川さんは「脚本の言葉に共感できる部分が多かった」と話す。自身も全日本製造業コマ大戦協会の会長を務めるなど、中小企業の連携と活性化に注力。常に新しいことに挑戦し、その可能性を広げている。「おこがましいけど、自分の考えを代弁してくれている気がする」
18歳の頃、役者を志したこともあったという緑川さん。市民劇団での舞台経験もあることから、劇中では存在感ある演技力を披露した。「自信はなかったが、思ったよりうまくできた」と笑顔を見せる。
製作したNPO法人ワップフィルム(【電話】03・3573・5692)は「映画」を手段とし、地域活性化することを目的としている。劇場上映に頼らない配給スタイルもユニーク。企業や団体など有志が有料で作品を借り、各地で上映会が企画されている。鑑賞後は観客同士が話し合うフューチャーセッションも。緑川さんは、「地域ことを本気で考える人にぜひ見て欲しい。地元金沢区でも上映してもらえれば」と期待を込める。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|