横浜・八景島シーパラダイス(布留川信行社長)で6月10日から、白黒模様が愛らしい「イロワケイルカ」2頭の展示が始まった。同館としては初、そして関東で唯一の展示となる。当日はお披露目セレモニーを開催。文庫幼稚園の園児60人が招かれ、ケープペンギンが垂れ幕をひき円柱水槽内にいる2頭と対面した。
「生物通し世界の魅力を」
今回やってきたのは宮城県「仙台うみの杜水族館」のサクラ(雌)と三重県「鳥羽水族館」のスカイ(雄)。両館で繁殖を進めるにあたり十分なスペースが必要なため、シーパラダイスが2頭を引き取ることで協力。サクラとスカイも将来的には繁殖を目指していく。
2頭は1987年に初めて、チリから日本にやってきた17頭の子孫。「パンダみたいな模様という印象で、当時は未知のイルカ。手さぐり状態だった」と話すのは、仙台うみの杜水族館の神宮潤一さん。初代を受け入れた約30年前から飼育に関わり、サクラの誕生にも立ち会った。「元気に生活し、可愛がってもらいたい」と願いをこめる。「お腹の模様で性別が見分けられるので観察してみてほしい」。雄はしずく型、雌は小さく様々な形を持つという。
現在は国内に9頭しかいないイロワケイルカ。人懐こい性格で2頭寄り添う姿も。布留川社長は「世界中の生物を通して地球の魅力を感じてほしい」と話した。
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