子どもも出入りしやすい職場
男女がともに働きやすい職場づくりを進める事業所を表彰する「よこはまグッドバランス賞〜働きやすく子育てしやすい中小事業所〜」がこのほど発表され、春峰園（釜利谷東）が初めて選ばれた。この賞は横浜市が２００７年に開始し、今年で10回目。今年は新たに、市内で16事業所が認定された。
造園工事や土木設計施工などを行う春峰園は、１９７６年の創業。「建設業も昔とは違う。女性が働くようになった５年ほど前から、働きやすい環境整備を課題として徐々に取り組んできた」と、専務取締役の相澤升平さん＝写真右＝は話す。休暇制度はもちろんのこと、「運動会や授業参観など家族的な行事で休みを申請できる雰囲気を整えてきた」
春峰園で働く女性は現在、事務と現場監督を務める２人。総務部の前川彩子さん＝同左＝は３人の子どもを育てる母親だ。「小学校が終わると事務所に顔を出して家に帰るような雰囲気。今終わったんだなと分かって安心する」と話す。午前中のみ勤務の正社員や、子どもの看病などでやむを得ない場合の自宅からのパソコン作業を認めているという。「それぞれの事情に合わせて融通が効く点が働きやすいところ」と前川さん。相澤さんは「今後もニーズに合わせ、社員隔たりなく働きやすい環境をつくっていきたい」と話した。
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