神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

金沢警察署 災害時ドローンを活用 セキドと協力協定

社会

公開:2017年8月10日

  • LINE
  • hatena
ドローンを持つ木原署長(左)と大下代表
ドローンを持つ木原署長(左)と大下代表

 金沢警察署(木原信一郎署長)は、7月28日、無人航空機・ドローンの輸入販売を手がける(株)セキド(大下貴之代表取締役)と大規模災害発生時の協力協定を締結した。ドローンを使い、被害状況などを迅速に把握することが目的だ。

 セキドは、昨年4月に首都圏では初となるドローン専用フライト練習場「ドローンフィールド」を横浜市金沢産業振興センター(福浦)に開設。ドローンの知識や技術習得、操縦に関する講座を行うなどの活動を行っている。今回の協定は、こうした活動を知った金沢警察署が大規模災害時にドローンを有効に使えないか、と同社に呼びかけたことから実現した。

 協定内容は、大規模災害発生時、セキドの社員がドローンを操作し災害発生現場の動画や静止画を撮影。被害状況や要救助者の発見に協力する。締結式で木原署長は「金沢区は海、山があり津波やがけ崩れが危惧されている。ドローンの特性を生かし、救助を必要としている人の早期発見、孤立した地域の把握などに期待したい」とあいさつ。大下代表も「ドローンは我々が行けないところ、見えないところに飛ばすことができるのが強み」と説明。人が捜索できない夜間に赤外線カメラを搭載し、要救助者を探すことができるなどの特性を生かし、協力をしていきたいとしている。

県内で3例目

 ドローンに関しては、操作ミスによる墜落事故などが問題となる一方、先月九州北部を襲った豪雨では被害状況の確認に活用されるなど、企業や公官庁で導入が進んでいる。金沢警察署によると、ドローンを扱う企業と警察署との締結は、県内では瀬谷区、川崎市麻生区に次いで3例目。セキドは、東京都国立市とも同様の協力協定を今年3月に結んでいる。

 金沢警察署では今後、セキドや金沢消防署などを交えた訓練を行い、効果的な利用方法を検討していく方針だ。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

ランドセルを海外へ寄付

金沢区PTA連絡協議会

ランドセルを海外へ寄付

15の小中学校から352個

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月11日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

磯子の小学生と交流

プロバスケ横浜BC

磯子の小学生と交流

初のホームタウン企画

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook