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横浜八景島で開催される「横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ」の発起人 藤井 秀人さん 金沢区高舟台在住 54歳

公開:2017年9月21日

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進化し続けるイベントに

 ○…「ひとり一人の市場(マーケット)は狭くても、仲間と創造した市場はすたれない」。他地方でビールフェスタの成功例を目の当たりにし、自身の地元でも開催を目指してきた。「イベントはやり続けると進化していく。何年かかけて大きな市場に育てていきたい」。そのためにはどうしても今年、実績を残したいとも。「他のブリュワリーの脅威になればいいよね」と期待を込める。

 ○…商売の快感を知ったのは、小学3年生の時。夏休みに、近所の裏山で捕ったカブトムシやクワガタを売ることを思いついた。即席の店舗は千葉県の親戚の家の軒先だった。オス300円、メス200円としたが、売れるのはオスばかり。そこで、セット販売を発案した。「子どもじゃなくて、大人に売るのがコツ。すぐ売り切れるから、現地調達してまた売って」。売り上げは3日間でなんと約3万5千円。「商売って面白いなと思いました。必要がなかったから、小遣いはもらったことがない」と振り返る。

 ○…約5年前に始めた弁当の事業が軌道にのり、能見台にある飲食店を畳もうかと悩んでいた頃、たまたま見ていたテレビで、岡山県のクラフトビール製造者を知った。「これだ!」と思い、すぐに業者の伝手をたどり連絡をとった。その製造者が今や「師匠」と慕う吉備土手下麦酒醸造所の永原さん。1か月後に面会が実現し、地元で酒祭りやビールフェスタを仕掛け、地域の活性化に貢献する姿に刺激をうけた。そしてテレビを見てから1年後には、ビール醸造を開始した。

 ○…「僕のポリシーはダーウィン」とにやり。フレンチ料理人、チェーン店マネージャー、飲食店経営者、そしてビール醸造者――常に”進化”を目指し、変化を続けてきた。流行りやニーズが目まぐるしく変化していく現代、「ひとつのことに固執していると変化できない」。進化の先に何があるのかは分からない。だが「ビールも弁当も楽しくやれているから幸せ」と笑った。

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