神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
金沢区・磯子区版 公開:2017年10月12日 エリアトップへ

カフェで多世代交流を 釜利谷の一軒家でオープン

社会

公開:2017年10月12日

  • LINE
  • hatena
閑静な住宅街にあるカフェ
閑静な住宅街にあるカフェ

 金沢区の住宅街にある一軒家を開放した「釜利谷ふれあいカフェ」(釜利谷東7の14の14/【携帯電話】080・5901・8967)が9月にオープンした。高齢者や障害者、子育て中の母親、子どもらといった多世代が交流し、食事を楽しめる場づくりを目指す。



 自宅の1階を格安で提供したのは、今年4月に夫を亡くした黒川藤子さん(71)。娘と2人暮らしをするには家が広すぎると感じ、「地域の皆さんのお役にたつような活用方法はないかと考えていた」と話す。そんな折、金沢文庫で飲食店を営んでいた佐藤教子さん(68)が店を閉めることを知る。その店の常連でもあった黒川さんは、早速「ウチの1階でやってみませんか」と持ちかけた。

 かねてから、仲間と得意料理を出しあうコミュニティサロンのような場所を開きたいと思っていた佐藤さん。金沢区役所から「茶の間」支援事業の助成を受け、開店まで、とんとん拍子に話が進んだ。

同世代 働く場にも

 料理を提供するのは佐藤さんを中心とした40人以上のボランティアだ。知り合いらに声をかけ、輪が広がっていった。黒川さんもスタッフとして店に立つ。「いつまでも、落ち込んでいられない」。佐藤さんは「同世代が、まだまだ働けるところを見せたい」とにっこり。人々に働く場所を提供することで、生きがいにつながればと願う。

 釜利谷ふれあいカフェの玄関を開けると、地域住民が手作りした商品が出迎えてくれる。8畳と6畳の部屋をつなげた店内は、高い天井と緑豊かな庭を見渡せるガラス張りで、開放感がありつつ、落ち着いた雰囲気になっている。

 ランチは日替わりで600円。「一人暮らしだと栄養が偏りがち。体にやさしい野菜中心の食事を心がけている」と佐藤さん。また、弁当の販売や配達、送迎も行っている。営業時間は午前8時30分から午後5時まで(11月から午前11時〜)。要予約で夜の宴会(5時から9時)も受け付けている。そのほか、ヨガや親子ズンバ、茶道などの500円ワンコイン講座も開催。今後はサロンコンサートなどの催しも予定している。

落ち着いた店内
落ち着いた店内

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

「絹婚式」きもので撮影

「絹婚式」きもので撮影

横浜でイベント

4月18日

「弁護士が身近な存在に」

神奈川県弁護士会

「弁護士が身近な存在に」

岩田武司新会長が抱負

4月18日

5月2日にマーケット

メディカルホームグランダ金沢文庫

5月2日にマーケット

交流・憩いの場に

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook