福浦に待機
大規模災害を想定した金沢消防署と市消防局航空隊によるヘリコプターの離着陸合同訓練が11月29日、金沢区長浜にある長浜公園グラウンドで行われた。
訓練は市内各区で行われているもの。市は火災や災害時に活動するヘリコプターを2機所有し、通常は金沢区福浦のへリポートに待機。災害時は負傷者の搬送や物資の運搬などで活動することが想定されるほか、登山者の救出などで市外や県外に向かうこともある。
市内でヘリコプターが離発着できる「飛行場外離着陸場」は33カ所。このうち金沢区は長浜公園と海の公園多目的広場の2カ所で、磯子区は洋光台南公園グラウンドの1カ所。金沢消防署によると、最も離れた市内の離着陸場である青葉区の日体大キャンパス競技場まで、約8分で移動ができる。
当日は消防隊がグラウンド内で誘導しながら離着陸を行った。また、着陸後は集まった300人以上の見学者を前に機体の性能などを説明。その後は消防隊員の誘導で親子らが機内を見学し、園児からは「かっこいい」と歓声が上がった。また、機体を前に記念撮影する親子らであふれた。
金沢消防署の小出健署長は、「大規模災害時はヘリの役割が重要になる。訓練を重ねることが大切」と話し、区民が消防署や航空隊への愛着を深めてくれることを願った。
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