杉田のご当地キャラ「ウメニー」のリニューアルに尽力した 安藤 竜一さん （株）安藤建設社長 43歳
地域に愛される存在に
○…杉田小学校の子どもたちが地域を盛り上げようと考案したご当地キャラ『ウメニー』。杉田で活躍させるため、地域で自由に活用できるよう、知人を通じてデザイナーにリニューアルを依頼した。３月に行われた小学校の朝礼では、子どもたちの前で新しい姿を披露。児童らにはウメニーの缶バッジをプレゼントした。「卒業式までになんとか間に合った」。クールな印象の中にも、安堵の表情が垣間見える。
○…杉田にある（株）安藤建設の代表取締役。常に考えるのは”地域に愛される会社になりたい”ということ。業者間のやりとりが多く、一般の人との関わりが薄い建設業。「そのイメージを変えたい」と意気込む。近隣住民が気軽に相談できる存在をめざす。子どもらの声を受けて取り組んだウメニーの企画も、地域と関わることで生まれたプロジェクト。「『安藤建設ってこんなことやっているんだ』と、知ってもらえるようになった」。実感は深まる。
○…田中の出身で洋一小に通う。虫捕りに明け暮れた少年時代、「カブトムシやクワガタ、ホタルもいた」と目を輝かせながら思い返す。高校卒業後は、建築を学ぶ専門学校に進学。アルバイトでお金を貯めては、鈍行と徒歩で国内を巡る旅へ。「色んな人から『飯食ってくか』『泊まってくか』と声をかけられては仲良くなった」。卒業後は旅先を海外に広げ、ヨーロッパへ。街で情報を仕入れ、地域を巡る旅を続ける。帰国後、家族の思いもあり家業の安藤建設へ入社。「色んな視点があっていいと思えるようになったのは旅のおかげ」
○…妻と３歳の娘の３人家族で、娘とのデートがマイブーム。近所の公園などもお気に入りのデートスポットだ。旅行も「若いころみたいに無茶は出来ないけど、行きたいね」と笑う。勉強会や地域の交流会に積極的に参加する日々。「勉強を続けることが大切」。学んだことを活かし、地域との関わりを深めていく。
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