先月25日に大地震が発生したネパールを支援しようと、洋光台にあるネパール料理店を中心に募金活動が行われている。商店街の有志メンバーも協力し、支援の輪が広がりを見せている。
オーナーが出身者
サンモール洋光台商店街の加盟店でインド・ネパールレストラン「サフロン」のオーナー、ビサル・アディカリさん(35)は、震源地のカトマンズから約200Km離れた町ポカラの出身。カトマンズには兄と弟が住んでおり、震災から5日後に兄弟と連絡が取れ無事を確認したが、兄が経営する酒屋は倒壊し大きな被害を受けた。兄弟から物資が届いていない状況を聞き、母国のために何かしたいと募金活動を開始した。
ビサルさんの呼びかけに賛同した商店街の有志メンバーも協力。ビサルさんによると、被災地は水、衣類、テントが不足している状況。有志メンバーは募った寄付を現地へすぐに送りたい考えで、ビサルさんの兄弟に送金し、困っている人に役立ててもらう予定。募金箱は、サフロンのほか商店街有志の店に設置。募金のみの来店も可能だ。
ビサルさんは「今でも現地では食料が行き届いておらず、苦しんでいる人がたくさんいる。少しでも協力してもらえたら嬉しい」と話す。
チャリティ演奏会も
区内在住で、国内外で活躍するギタリストの篠崎洋子さんが16日に同店で午後2時から支援募金コンサートを開く。サフロン開店時からビサルさんと親しくしていることから開催され、支援を呼びかけたいとしている。
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