現在、関内にある横浜市市庁舎は、2020年に馬車道(中区本町)に移転し生まれ変わる。そこで横浜市立大学国際総合科学部国際都市学系まちづくりコースは、新市庁舎がまちなかの賑わいや新しい創造拠点となるようなプランを提案する発表会を1月27日に開催した。
プランのコンセプトは「まちなか市役所」。同コースの2年生38人は11月から、横浜市からヒアリングをするとともに、現地周辺の人の動線や資源などのリサーチや他都市の市役所の事例などを調査。「子ども・子育て」「学生(若者)」「食・遊」「市民活動」「情報発信」をテーマとした6グループに分かれ、それぞれアイデアを深めてきた。
発表会当日は、新市庁舎整備に関わる市役所職員10人も出席。各グループとも、様々な視点でプレゼンテーションを展開した。その後、講師陣と市役所職員が各発表を審査。「まちづくりコース賞」には運営から資金づくり、広報手法まで盛り込んだ「まちなか大学をつくる」(市民活動班)が、「新市庁舎整備担当低層部チーム賞」には子育て世代の生の声を拾い提案に結びつけた「ふらっとファミヨコ」(子ども・子育て班)が選ばれた。
市総務部新市庁舎整備担当の鈴木和宏部長は「参考になるアイデアがたくさんあった。すべて持ち帰って共有し検討します。採用される可能性もある」と講評した。
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