区内でアルパカなどの動物と触れ合える施設「氷取沢ファミリー牧場」(氷取沢町635)が5月31日をもって閉園することがわかった。
同牧場では2000年ごろから馬やヤギの飼育を実施しており、08年4月からは動物を入れ替えて「アルパカ牧場」として運営されていた。昨年は約6千人が来園しており、地域の子どもたちなどが動物との触れ合いを楽しんでいる。また、隣接する「社会福祉法人みどりのその」の障害者福祉サービス事業所・大福コスモス園と連携し、利用者による場内清掃やアルパカの毛を使ったストラップの制作・販売なども行っていた。
今回の閉園について、牧場オーナーの太田正孝さんは「社会福祉法人の運営と合わせ、動物アレルギーなど、牧場と連携する施設の利用者の健康を配慮し決断した」と話す。跡地は施設利用者が耕作を行う農園へと転換する予定で、牧場内で行われていた野良猫の去勢・不妊手術の取組は今後も継続していく方針。飼育されていたアルパカは、動物飼育などを学ぶ東京都内の専門学校に引き取られるという。
太田さんは「これまで多くの方にいらしていただきありがたかった。閉園までの約1か月、連休もあるので多くの方に牧場を楽しんでいただければ嬉しい」と話している。
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