上大岡学童クラブ 新たな放課後の居場所 4月に開所、上小学区で初
上大岡小学校区初の放課後児童クラブ「上大岡学童クラブ」(渡辺卓也運営委員長)が4月1日に開所する。現在入所児童やスタッフを募集中で、2月20日(日)には入所説明会を予定している。
放課後児童クラブ(学童)とは、帰宅時間に保護者が家庭にいない日が1週間に3日以上ある小学校1年生から3年生までの児童(特別事由の場合は6年生まで)を対象に実施されている青少年健全育成事業。運営委員会や法人が運営し、市は補助金を交付する。
上大岡学童クラブは保護者や学校長、地域有志らで組織する運営委員会が運営。施設は今年3月末に撤退する認可外保育所「スマイルプラネットチルドレン」跡(上大岡西3の7の23)に設置し、建物面積44平方メートルの小規模学童として開所する。場所は上大岡駅徒歩5分のところにあり、対象学区である上大岡小からは子どもの足で約10分。保育料や入所料は市内平均等と調整中だが、1万6000円程度となる見込みだ。開設時間は月曜日から金曜日が下校時間から午後7時、土曜日や創立記念日など学校休業日は午前8時(予定)から午後7時まで。日曜日、祝日、年末年始は休館となる。
児童の安全考え
同小学校区の学童保育利用者は現在10人以上。学区内に学童が無いために大久保にある桜岡学童クラブなど隣接学区の学童に通う児童や、学童のある小学校に越境通学する児童もいる。同クラブ運営委員会は、上大岡エリアが大規模マンションの建築などで今後学童利用者の増加が見込まれていることや、学区外の学童施設へ歩いて通う児童の安全性を考慮して発足。開所に向けて動いている。
一方で、渡辺運営委員長は同小の学校施設を活用して安全な遊び場を提供する「はまっ子ふれあいスクール」の会長も務める。はまっ子は登録児童が参加無料で放課後から午後5時(延長して6時)、土曜日や夏季休業期間は午前9時から午後6時まで開設し、小1から小6までが低額で気軽に利用できる。
渡辺運営委員長は港南区内の留守家庭児童についてふれ、「はまっ子は放課後児童の居場所として大事だが、はまっ子ではカバーできない児童や保護者のニーズがあるのも実情」とし、運営主体が保護者を中心としたメンバーである学童なら開設時間などは保護者の要望にフレキシブルに対応でき、さらに学童では宿題ができるほか、学童から習い事に通うこともできるなど、児童にとっては家庭に替わる居場所にもなると話す。「両施設の特長を保護者が見極めて活用すれば住み分けはできるはず」と語っていた。詳細は【電話】045・715・4169、同学童開設準備室まで。
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