東日本大震災 市が避難場所を提供 600人を受け入れへ
東日本大震災で被災した人々を受け入れるため、横浜市は3月17日、市の施設2カ所を一時避難場所として提供することを決めた。
今回、受け入れ場所となったのは、磯子区にある「たきがしら会館」と、市が所有する群馬県利根郡にある「赤城林間学校」。いずれの施設も最大300人程度受け入れが可能。介護などの必要がなく、自立した生活が可能な被災者が対象で、事前に被ばく線量の測定などの健康調査を行う。
たきがしら会館では準備の整った19日午後から、受け入れを開始。開場と同時に、約20人の被災者が会館を訪れた。いわき市から妻や娘など家族4人でやってきたという30代の男性は、「放射能が心配で、窓を目張りし、外気を遮断するため暖房も使えなかった。目に見えないものだからこそ、現地の人たちが感じる圧迫感はすごい。横浜にたどり着けて、ほっとした」と、少し疲れた表情で話した。
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