「被災地のためにできること」 芹中生徒とボーイスカウトが募金活動
東日本大震災で被災した人に義援金を―。港南区内でも学校や街頭で善意の輪が広がっている。
芹が谷中学校生徒会は3月14日から24日まで毎朝中学校の昇降口に立ち、募金を呼びかけた。生徒や保護者、教諭だけではなく、卒業生からも募金があり、10日間で10万8000円を超えた。募金は日本赤十字社を通じて被災地に送られる。生徒会会長の中村恒輝君(2年)は「被災地の惨状をテレビで見た。自分たちにできることを考え、募金活動を始めた」と話し、「金額は予想よりも多く、みんなの気持ちが表れた」と活動を振り返った。春休みとなるため、活動は休止だが、新学期も募金活動を続けていくという。
一方、桜道に拠点を置いて活動しているボーイスカウト横浜第84団のビーバー隊、カブ隊のスカウト11人も20日に港南台駅前で募金活動を実施した。
募金活動はカブ隊の磯部雅斗君(小学5年生)が「被災地が気の毒。何かしたい」と提案したことがきっかけに行われ、1時間で12万145円が集まった。募金をした通行人からは「がんばって」「頼むよ」と多くの声があり、子どもたちは募金をしてくれた人たちの気持ちも受け止めていたようだった。この募金は神奈川新聞社を通じて送られた。
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