義援金 区民の力1,940万円 一部は大崎市三本木地区へ
東日本大震災で被害を受けた被災地のため、港南区連合自治会町内会などが集めた義援金が1940万円となった。義援金は林文子市長に手渡したほか、港南区と20年以上交流のある宮城県大崎市三本木地区にも届けられた。
港南区連合町内会長連絡協議会・三本木地区と交流を続けてきた港南区ひまわり交流協会・港南区役所は3月18日から募金協力の呼びかけをスタート。区内の自治会町内会のほか、各種団体、区職員からも義援金は寄せられ、4月14日時点で1940万円となった。
4月19日には連合町内会長連絡協議会の高森政雄会長が市庁舎を訪れて1940万円のうち、1810万円を林市長に手渡した。また、22日には大貫一幸港南区長が大崎市三本木総合支所を訪問し、佐藤正俊支所長に100万円、三本木ひまわり交流協会の手代木悟会長に30万円を届けた。
横浜市の義援金は日本赤十字社を通じて被災地へ分配されるほか、被災地の要請に基づいた支援物資等の資金となる。大崎市は津波の被害はなかったものの、公共施設を含む建物の倒壊などがあり、義援金は復興費に充てられる。三本木ひまわり交流協会への義援金は様々な交流事業の活動費となる見込みだ。
三本木地区はひまわりが特産品だったことから、昭和63年から区の花がひまわりである港南区と交流を続けてきた。毎年夏休みに小学生が交互に訪問する「ひまわり生活体験交流事業」では、昨年も港南区から17人の子どもが三本木地区を訪れ、自然の中で沢遊びなどを体験している。
今年は三本木地区など大崎市の子どもが横浜に来る予定だったが、現時点で計画は未定。大崎市のみならず、周辺市も被害を受けていることから、関係者によると夏休みの実施は難しいという。しかし、来年の春休みや夏休みには実施できるように調整し、交流の灯を絶やさない方針だ。
港南区ひまわり交流協会の会長も兼務する高森会長は「未曽有の大災害に対し、区民の力が結集できた」と募金の協力者に感謝を述べたほか、「こんな時だからこそ、子どもたちの交流は続けていきたい。被災地の子どもには大きな夢をもってほしい」と話している。
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