横浜市芹が谷地域ケアプラザが2月1日(水)に開所する。港南区内のケアプラザでは8館目、指定管理業務は総合病院や特別養護老人ホームを運営する(社)親善福祉協会(泉区)が担う。
地域ケアプラザとは、住み慣れた場所で誰もが健康で安心して暮らせるための拠点として横浜市が設置しているもの。介護予防支援・居宅介護支援といった福祉や保健に関する事業を行うほか、各地域ケアプラザの自主事業として、高齢者や子育て中の親を対象としたサロンの開設など地域交流を目的とした業務も手がけている。
芹が谷の高台に完成した同施設は2階建て。1階には介護や生活など福祉相談で訪れた人のプライバシーに配慮した「相談室」、地域で自治会館を所有していない自治会の打ち合わせ場所としての利用も決定している「地域ケアルーム」ほか、様々な用途に使用できるボランティアルームがある。また、2階は健康体操など動きのある活動が可能で、スクリーンなどの設備も整う「多目的ホール」と厨房が占める。
一方、約650平方メートルの延べ床総面積をもつ同施設には高齢者のデイサービスを行う部屋が設置されていない。これは区内のケアプラザのなかでは初めてのケースだが、市では市内のデイサービス事業所が飽和状態にあるとする判断から従来の方針を変え、2006年度以降に設計を始めた施設についてはデイサービスを併設していないという。
身近な相談窓口に
同施設の常勤スタッフは社会福祉士、保健師、主任ケアマネージャーなどの資格を有する8人。養安理恵所長(今号人物風土記)は「家庭には様々な問題があるが、生活や福祉などの身近な相談窓口として利用してほしい」と話す。
また、「ここに来れば誰かに会える、何かができると感じてもらえる施設」を目指し、老若男女問わずに参加できる自主事業を多く企画していくと意気込むほか、予防を重視し、介護予防の機器を導入することも検討しているという。
同施設では1月28日(土)・29日(日)に内覧会を行う。午前10時30分から午後3時30分まで(車での来場不可)。問い合わせは【電話】045・828・5181、同ケアプラザまで。
|
|
<PR>
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|