迅速な救命に感謝状 地下鉄職員が高齢者救う
港南消防署(加藤雅之署長)は3月9日、迅速な対応で人命を救ったとして横浜市営地下鉄上永谷駅職員の小沢重雄助役と藤田正指導運転士に感謝状を贈った。
地下鉄車内で73歳の男性乗客が意識を失い倒れたと緊急通報があったのは1月8日の午後4時30分頃。最寄り駅の上永谷駅で通報の連絡を受け、まず小沢さんが男性を車内から駅構内に運びだした。男性が心肺停止に陥っていることが分かると、人工呼吸と胸骨圧迫を開始。現場に駆けつけた藤田さんがAED(自動体外式除細動器)で、速やかに電気ショックを実行した。直後に到着した消防隊に引き継ぎ、男性は病院で一命を取り留めた。その後順調に回復。現在は社会生活に復帰している。
表彰状を贈呈した加藤署長は「素早い連携と適切な処置が人の命を救うことにつながった」と迅速な対応を称賛した。2人は「日頃から救命講習を受けているが、いざ本番となると焦るもの」と話し、迅速に対応できたのは「お客様の冷静で的確な通報があったからこそ。男性が助かってほっとした」と乗客の協力に感謝していた。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|