日野小学校 ケーキで祝う140周年 地域と歩む歴史伝える
今年創立140周年を迎えた市立日野小学校(杉山百合子校長)は、5月10日に記念行事として式典を開催した。港南歴史協議会の資料によると同小は1873年(明治6年)の5月10日、第1大学区第7中学区第55番小学久良岐郡日下村立尋常日野小学校として宮ノ前(現在の日野IC付近)に開校。1927年に現在地へ移転し、1947年に現在の校名となった。
式典は2部制となっており、第1部は体育館、第2部はグラウンドで行われた。第1部では児童が作成した、6層から成る誕生ケーキを模したオブジェを1段ずつ積み上げて140周年を祝った。それぞれの層には児童の手によるお祝いのメッセージが張り付けられており、各学年から2人ずつ選出された代表者が順番に重ねていくと2mもの巨大なケーキが完成。現在は昇降口前に展示されている。
第2部は神奈川県警音楽隊によるドリルパフォーマンスが行われた。これは児童の父親有志で構成されている「おやじの会」が企画したもの。音楽隊は「エルティグレ」などの楽曲を披露し、バトンや旗を操りながら行進。退場時には杉山校長も参加し、児童の笑いを誘った。児童の1人は「息が合っててすごいかっこよかった」と感想を話していた。演奏終了後には4年生の宮下嶺(れい)君と伊藤花楓(かえで)さんが音楽隊に感謝の言葉を伝え、1年生の八ツ橋凛恩(りおん)君が花束を手渡していた。
杉山校長は式典を終えて「地域に育てられてきた学校だから、学校からも地域へ発信していきたい。140年間の職員や学校の歴史を伝えていくことが、私の役目だと思う。次の150年に向けて一歩踏み出した気持ち」と話していた。また、今後は同校と地域の合同による記念行事が11月に予定されているという。
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