神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2012年10月25日 エリアトップへ

合同交流会を開催した「港南区リハビリグループの会」会長 小池 悟朗さん 笹下5丁目在住 75歳

公開:2012年10月25日

  • LINE
  • hatena

手を差し伸べることが仕事

 ○…脳梗塞などで体の自由を奪われた中途障害者。そんな人たちの助けになろうと区内8地区でリハビリ教室が開かれている。その教室をまとめ、10月15日には合同交流会を実施。5月には運動会も行うなど利用者やボランティア同士のつながりづくりに奮闘する。

 ○…新潟県村上市で生まれ、中央大学への進学と共に上京。卒業後は大手企業に入社するも転職を経て、42歳の時に下水道のメンテナンスを行う(株)オーケーサービスを立ち上げる。仕事が軌道に乗り、多忙を極める生活だったが、雑色町内会で会計の仕事を引き受けたのが地域活動の始まり。それを皮切りに環境事業推進委員連絡協議会の会長など「役職は広がる一方だった」。特に18年間にわたって会長を務めた保健活動推進員会では、区民の健康づくり全般に加え、リハビリ教室の運営に注力。どんな時もモットーである「やらなければいけないことなら、やることを前提に進める」と前向きな姿勢で地域を引っ張って来た。そういった経緯もあり、今はまとめ役の立場で活躍を続ける。

 ○…中途障害者になると生活も一変。失望から引きこもってしまうことも多いという。だからこそ「自分だけがそういう境遇になるわけではない」と繰り返し伝え、「手を差し伸べることが仕事」ときっぱり。加えてリハビリ教室には中途障害者だけではなく、さびしい思いをさせたくないと、独り暮らしの高齢者の受け入れも積極的に進める。そんな助け合いの精神も「子どもの頃は物がなく、当たり前だったから」とさらり。壮年期が多い中途障害者から見れば、独り暮らし高齢者は親世代。「お互いにいい関係なんだよ」とにっこり。

 ○…8月に胃がんが見つかり、9月に胃の大部分を切除した。自身もリハビリをする立場になって、より中途障害者の気持ちが分かったと話す。無理はしないと話しながらも「病気に負けちゃだめ」。前向きな気持ちは微塵も変わっていない。

港南区・栄区版の人物風土記最新6

松永 朋美さん

4月1日付で栄区長に就任した

松永 朋美さん

旭区在住 54歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

大窪 太郎さん

3月19日付で栄警察署長に就任した

大窪 太郎さん

鎌倉市在住 54歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

泉 秀明さん

設立50年を迎えた野庭団地第一自治会の会長を務める

泉 秀明さん

野庭町在住 68歳

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook