上大岡小学校(遠藤久美子校長)で11月16日に横浜産のブランド豚「はまぽーく」を使った食育教育と料理教室が行われた。総合学習の一環で食育を行っている同小。一流シェフを講師に迎えた料理教室は大盛況だった。
今回の企画は横浜市中央卸売市場食肉市場が、食育と肉の消費促進を図るために同小5年生児童を対象に実施したもの。午前中には、「はまぽーく」生産者により「はまぽーく」が学校給食の調理くずや食べ残しを通常の飼料と混合して与えられた環境にやさしい豚であるといった講義や、食肉市場担当者による家庭の食卓に上るまでの、流通の仕組みの説明などが行われた。
また、同小は提案公募型改革モデル校として、食育教育に力を入れていることもあり、今回の食育教育と料理教室が行われた。同小は今後も食育活動を行っていく予定だ。
一流シェフの料理教室
講義後には、横浜市内で活躍するシェフらによるNPO法人横浜ガストロノミ協議会が、5年1組の児童を対象に「はまぽーく」を使った料理教室を実施した。当日は「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」総料理長の齊藤悦夫シェフがメーン講師を担当し、総勢9人のシェフらが講師として参加。第一線で活躍するプロのシェフが料理教室をすることで、食育や次世代の育成が目的だ。
調理実習に取り組む前には、齊藤シェフによる実演と説明を受け、食い入るように聞き入っていた子どもたち。また、調理だけではなく、道具やテーブルを片付けるなどの基本も学んでいた。
子どもたちは、シェフたちに教わりながら「はまぽーく」のミートソース和え自家製スパゲティを料理した。特別に用意した生麺を茹で上げて、「はまぽーく」と野菜のソースと絡め完成。5年2組の児童も合流し「いただきます」の掛け声と同時においしそうにほおばっていた。児童たちは「麺とはまぽーくがいつも食べているパスタと違っておいしかった」と言い、「一生に一度の経験ができてすごい嬉しかった」と笑顔で感想を語った。齊藤シェフは「小学校の思い出として、プロのシェフとパスタを作ったことが、少しでも心に残ってくれれば」と語った。遠藤校長は「一流のシェフの技を目の当たりにして、いい経験になったのでは。今後も、児童が給食の献立を考えるなど、食育を行っていきたい」と話した。
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>