地域の助け合い20年 有為グループが記念式典
地域の助け合い活動をしている特定非営利活動法人「有為(うい)グループ」(港南区上大岡西2の6の18/五十嵐昌子理事長)は創立20周年を記念し、11月11日にかながわ平和祈念館で式典を実施した。
同法人は、コープかながわの有償ボランティア「愛コープ」の理事長として県内全域で助け合い活動を実施していた山尾宏子さん(現顧問)が、地元に特化した活動をしようと1992年に「たすけあい有為」を設立したことが始まり。その後、事業も多様化し、99年からは特定非営利活動法人として有為グループを設立し、現在に至っている。
事業の柱は助け合い
たすけあい有為は地域住民によるヘルパーが行う家事援助の有償サービス。「介護認定が下りるまでのつなぎ」「食事作り」「通院介助」など介護保険ではカバーができない高齢者への各種手伝いなどを行うもので、設立当初から現在まで変わらず事業の柱として続けている。利用は1時間1200円からで、現在は1カ月で合計500時間ほどの利用があるという。
同法人はたすけあい有為に加え、複合施設「ころぼっくる」(上大岡西2の6の13)で乳幼児や高齢者、障害児者の一時預かりを実施しているほか、不登校の児童生徒や引きこもりの若者の居場所づくりも行っている。そのほか、高齢者対象の配食サービスや訪問介護・居宅介護支援などの福祉サービスなど有償・無償含め多様なサービスを約130人の会員で続けている。
記念式典盛大に
記念式典では、来賓のほか、同法人の各種サービス利用者やその家族、同法人スタッフなど135人が出席。昼食を共にしたほか、文化交流会として、同法人スタッフが参加をしている胡弓や日本舞踊、コーラスなどが披露された。また、金原亭馬治さんの落語もあり、盛会の内に終了した。
五十嵐理事長は20周年を迎え、「地元で一人ひとりのために働きたい」と改めて意欲。また、現在3カ所ある事業所を統合し、効率化を図ることや、人材の確保を課題とした。また、山尾さんは設立時の思いである「誰でも いつでも どこでも」を次の10年も大切にしたいと話していた。
各種サービスや活動に興味がある人は同法人まで。【電話】045・846・1965【URL】http://www.we-group.or.jp/
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