南部病院 研修医が命救う 電車の中で緊急対応
済生会横浜市南部病院の研修医、木川智博(ちひろ)さんが京浜東北線に乗車中、心肺停止状態となった60代男性の人命救助を行ったことに対し、JR東日本(株)は2月7日、木川さんに感謝状を贈呈した。
事件が起こったのは1月14日午後5時30分頃。大雪のために関内駅から石川町駅の間で停車している時のことだった。休暇中だった木川さんは、5mほど離れた場所にいた男性が前のめりで倒れる姿を確認するや否や救命措置を開始。自動体外式除細動器(AED)が車内にはなかったため、木川さんは車掌に対し、AEDを設置している最寄りの石川町駅まで緊急発進を求めるなど迅速に対応を指示した。駅到着後にAEDで処置を開始し、2回目で呼吸が戻ると、救急車で市内の病院に搬送。急性心筋梗塞と診断されたが、今は社会復帰するほど回復をしているという。木川さんは「(居合わせた乗客や医療関係者など)いろいろな方が協力してくれた結果。医者として貢献できたことはうれしい」と感想を話していた。
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