日野ヶ丘 バス路線誘致で活動賞 まちづくりで評価受ける
日野ヶ丘地区と上大岡駅を結ぶ路線バスの誘致に成功した日野ヶ丘町内会交通問題研究会(松村祥男会長)は、11月30日に公益財団法人「あしたの日本を創る協会」等が主催する「あしたのまち・くらしづくり活動賞」の振興奨励賞を受賞した。12月4日には港南区役所を訪れ、大貫一幸港南区長に受賞報告を行った。
同賞は、全国各地で「地域づくり・くらしづくり・ひとづくり」の活動に取り組んでいる地域活動団体等を表彰するもので、今年度は254団体が応募し、同研究会を含め36団体が受賞した。
同研究会は、急坂が多い上に既存のバス停まで遠く、さらに高齢化も進んでいる日野ヶ丘町内会地区にバス路線を誘致しようと2007年に発足。横浜市の交通確保支援策である「地域交通サポート事業」を利用しながら、アンケート調査や住民説明など活動を続け、住民の合意を形成してきた。11年10月に行われた実証運行で採算に問題がないことが証明されると、正式に運行が決定。12年4月の運行開始以降、現在に至るまで地域の足として役立てられており、また、運賃の前年比1日あたり増加率も7・20%アップするなど好調を維持する。路線バスの誘致は自立運行(黒字)が基本となるため、同研究会の取り組みは高齢社会や交通不便地域で路線バスの誘致を目指す場合のモデルケースにもなっている。
松村会長は受賞に対し、「路線バスの誘致は、地域の方が関心を持ってくれたから実現できたこと」と語り、喜びと共に改めて地域への感謝を語っていた。
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