港南警察署で12月3日から5日の3日間、京浜急行電鉄(株)の上大岡駅職員を対象に護身術訓練が行われた。増加傾向にある酔っ払いによる職員への暴力行為や、客同士のトラブルに巻き込まれる事態に備えるため、毎年この時期に実施しており、今年は3日間に分けて全職員が参加した。
訓練では、相手から殴りかかられたときや胸ぐらを掴まれたときなどを想定。参加者は、相手との距離の置き方や身体の使い方などを実技で学んだ。警察官がてこの原理で簡単に相手を倒して見せると、驚きの声が上がった。
指導にあたった港南署の担当者は、「あくまで護身術は、いざというときのためのものとして頭の片隅に置いておいてもらえれば。まずは大きな声で助けを呼ぶことを考え、対処できなければ迷わず110番に通報してほしい」と話していた。
京急電鉄・上大岡駅の助役は「自分の身を守り、お客様もけがをしないようにすることが第一。多くの利用者が安心して利用できるように備えたい」と力を込めた。
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