「大岡川を昔のように」 清掃続ける山野井さん
2月6日、神奈川県横浜川崎治水事務所から大岡川クリーンアップ実行委員会(山野井正郎委員長)に対し、大岡川での奉仕活動と地域の活力向上、魅力づくりに尽くしたとして感謝状が贈られた。
実行委員会は5月と11月に大岡川の清掃活動を実施している。行政や地域住民、地域活動団体など1200人以上が参加するなど、川掃除の規模として区内でも最大規模だ。
山野井さんは実行委員会と別団体の「大岡川の再生をすすめる会」の会長としても7月と9月に川掃除を実施。主催団体は違えども年に4回、川掃除を続けている。原点は幼少時の記憶だ。きれいで釣りを楽しんだ大岡川を取り戻したい、と強く願う。
山野井さんが川掃除に関わるようになったのは30年以上前、上大岡の再開発を検討する協議会が街づくりの一環として始めたのがきっかけだった。山野井さんは「当時はどぶ川だった」と振り返るが、長い年月をかけ、「あゆも戻ってきた」と幼少時と同じ、きれいな川へと戻りつつある。
川掃除には子どもの参加も多く、「自分たちで川をきれいにすることで、ゴミを捨てないなど、川に対するマナーを学んでくれている」と手応えも。今後は「子どもたちと一緒にあゆの稚魚を放流してみたい」と語るなど、大岡川の再生に向けて取り組み続けている。
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