港南区内で3月から交通死亡事故が相次いでおり、港南署では歩行者や運転者に注意を呼びかけている。
今年1月から区内で発生した交通事故は192件。昨年比56件の減少で、負傷者数も214人と昨年比68人の減少となっている。2輪車事故、高齢者事故がそれぞれ全体の3割を占めている(5月22日時点)。
その一方で事故による死者数は、昨年同時期は1人だったのに対し、今年はすでに3人にのぼる。「死者数は昨年1年間で3人、一昨年は1人だったことに比べても多い」と港南署の担当者は懸念する。
同様の傾向は県内全体でも見られ、事故数は同日時点で1万1434件と昨年比1453件減、負傷者数も1万3377人と2054人減だが、死者数は72人と16人増加している。
その要因について同担当者は「区内では歩行者による車道の乱横断が事故の要因となっているケースが多い」といい、「歩行者は優先される側だが、『止まってくれるはず』と過信しないこと。特に、大きな道路では横断歩道以外の場所を無理に横断することは止めてほしい」と話していた。
港南署では自動車等の交通取り締まりも強化し、事故の抑制を図るという。
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