港南消防署 情報収集が鍵に 負傷者多数想定し、訓練
港南消防署(松田康博署長)は、交通事故によって負傷者が多数発生した場合の訓練を10月7日、横浜市営地下鉄上永谷車両基地で実施した。
同訓練は、2012年の京都府や、今年6月の池袋での暴走事故を契機としたもの。当日は消防隊や救助隊など7隊をはじめ、負傷者役など約40人が参加した。訓練は小型車両が同基地にゲートから暴走して進入後、見学者など約10人をはねて車両2台と衝突。その後、壁に激突し、運転手が逃走するという想定で始まった。
事故発生から約10分以内に消防隊が現場に到着。負傷者や事故車両などで混乱する状況の中、救急隊が真っ先に負傷者の確認と救出を開始した。その後、消防隊によって本部が設けられ、負傷者の重症度を選別(トリアージ)し、医療機関へ搬送する手順で進行した。
指揮者の宮本康明警防第2課長は「区内の高速道路や駅ターミナルで事故が起きれば、多数の負傷者発生が考えられる。情報収集や部隊の災害対応能力、連携活動、指揮能力の向上を目指す必要がある」と話した。
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