夏休みに高校生のお兄さんお姉さんが勉強を教えてくれる―。芹が谷小学校(小菅直美校長)で7月21日から28日まで、同小の児童を対象にした学習相談会が行われた。算数を中心に苦手箇所の補習を行い、1年生から5年生まで延べ約180人が参加した。
指導は同小教諭の他、補助として近隣の永谷高校の生徒もサポート。小菅校長は「個別的な指導をするには、学校の先生だけでは人員的に難しい。高校生の力を借りられればと打診した」と経緯を明かす。
28日には、1年生約30人に対して永谷高生10人ほどが教室に。分からない箇所を指導したほか、プリントの丸つけなどもしながら児童とふれあっていた=写真。
教える側も学びに
高校生たちは自主的に参加。「小さい子とふれあう機会が少ないので、勉強しながら『正解したらハイタッチ』など楽しめて良かった」と感想を話したほか、「『なんでこうなるの』と改めて質問されると、答えるのが難しかった。どう教えるかを通じて、自分の勉強にもなった」と手応えを語っていた。
日程を終え、小菅校長は「初の試みだったが、期待通り、それ以上だった。みんな頑張ってくれて、高校生たちには何か単位をあげたいくらい」と労っていた。
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