港南交通安全協会と港南警察署の主催で9月26日、港南交通安全フェスティバルが港南スポーツセンターで開催された。
当日はプロスタントマンが交通事故を再現する「スケアード・ストレイト」のほか、白バイ体験乗車などのブースも開かれ、子どもから大人までが訪れた。
スケアード・ストレイトでは、死亡事例の多い自転車事故を再現(=写真上)。見通しの悪い道路や傘を持ちながらの運転、2人乗りなど具体的に危険を示しつつ、事故の怖さをアピールした。「加害者にも被害者にもなってほしくない」と観客に向けてメッセージを送っていた。下永谷小学校3年の久保田陽翔(はると)君は「事故の衝撃がすごかった。交通ルールを守り、安全に気を付けて自転車を運転したい」と語っていた。
中学生が署長に
この日、1日警察署長を務めたのは日限山中学校3年の石野秀一君。石野君は昨年度に行われた内閣府主催の交通安全ファミリー作文コンクールで佳作(内閣府政策統括官賞)に選ばれたことで白羽の矢が立った。
「車が好き」と話す石野君。イベント中は終始緊張した様子だったが、「自動車の安全技術は向上していても、個人の意識が大切」と感想を語っていた。
区内の事故発生状況は、昨年と比べて死亡事故は減っているものの、その一歩手前の重傷事故は増えている。また傾向として、午後4時から8時までの薄暗くなる時間帯や2輪車の事故が多いことや、地区では港南台が多いことなども報告されていた。交通安全協会の高森政雄会長は「命は2度と戻らない。死亡事故は自分も相手も両方の家族も不幸になる」と話し、交通安全を訴えていた。
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