2015年春の褒章で民生委員児童委員として長年活動してきたことが評価され、藍綬(らんじゅ)褒章を受章した五十嵐輝子さん(73)を「祝う会」が10月12日、ロイヤルホールヨコハマ(中区)で行われた。当日は活動を共にしてきた仲間や地域住民など約80人が駆けつけた。
五十嵐さん(=写真)は1977年に港南区日野に移り住むと、「せっかく引っ越してきたのだから、どんな街なのか知りたい」と、地元の日野清風苑町内会に加入。それがきっかけで地域活動に関わるようになり、吉原小学校PTA副会長などを経て91年から民生委員児童委員を務めている。
2001年からは日野第一地区民生委員児童委員協議会で会長を務め、13年から現在まで港南区民生委員児童委員協議会の会長として、区内282人の委員を取りまとめている。
五十嵐さんは「受章は思いがけないことで、(私で)いいのかなという感じ」と率直な感想を話し、「続けてこられたのは仲間や地域、家族のおかげ」と語った。
温かく地域を見守り
今回の祝う会は、日野第一連合町内会の高森政雄名誉会長が発起人代表となり企画。高森名誉会長は、「地域において長年、教育・福祉の充実に大いに尽力してもらってきた」と五十嵐さんに感謝の言葉を贈った。
また港南区社会福祉協議会の長信男会長は「民生委員児童委員は、地域づくりの中核をなす存在。多様な課題と向き合う、地道な活動の積み重ねがあったはず」と労い、「五十嵐さんの温もりある優しさ、しなやかな強さで今後も取り組んでほしい」とエールを送った。
五十嵐さんは「今後も支援が必要な人に寄り添い、港南区を温かい街にしていきたい」と話していた。
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