港南区役所は、小学校入学を来春に控える子どもの就学時健診の場で、保護者を対象とした「放課後の居場所相談ブース」を初めて設置した。
相談ブースは、小学校入学後に児童が放課後を過ごす場として整備されている放課後キッズクラブや、はまっ子ふれあいスクール、放課後児童クラブ(学童保育)について対面で説明する場として設置。例年、施設の違いや入所方法などの問い合わせが各施設や保育園などに多く寄せられていることから、子どもが健診を受けている間の待ち時間を活用して企画されたものだ。今年度は10月から11月まで、区内17小学校の健診時に実施。各小学校学区内にある施設の担当者が質問や相談に答えた。
「出てこない情報聞ける」
フルタイムで働く38歳の女性は「第1子なので心配だった」と相談ブースを利用した理由を話す。女性は「(各施設の)終わりの時間まで過ごす子どもが何人いるか聞きたかった。子どもが1人で残ることになってはかわいそうだから」と説明し、「この情報は(資料には)出てこない」と語る。また、「会って聞くと情報量が違う。相談ブースはあった方がいい」と感想を話していた。
区担当者によると、各会場で2割から3割の保護者が相談ブースに立ち寄っているという。相談者のほとんどが第1子の保護者であると思われることから「相談する割合は高く、来年度以降も継続して実施していきたい」と話していた。
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