横浜市は、駐輪場の整備や利用料金の改定などの方針を盛り込んだ「自転車総合計画素案」について、市民から意見を受け付けるパブリックコメントを実施している。3月4日まで。
市の発表によると、市内の放置自転車は1984年の7万3千台をピークに年々減少しているものの、市内の自転車利用は98年から08年の10年間で16%増加しているという。また自転車と歩行者による全国の事故は08年の2959件をピークに減少傾向に転じたものの、ほぼ横ばい状態で毎年2500件にも上る。
計画は16年から25年までの10年間。素案では▽まもる(守るための正しい知識)▽とめる(使い方に応じた駐輪環境)▽はしる(安全・快適な通行空間)▽いかす(自転車を適切にいかすしかけ)――4つを施策の方向性に位置付けた。
駐輪対策では▽伊勢佐木長者町駅+関内駅▽横浜駅▽鶴見駅▽綱島駅▽戸塚駅▽新横浜駅▽上大岡駅―の8駅(予定)を優先対応駅とし、駅ごとに対策を実施する。駐輪場の時間料金制や変動料金制の導入を検討し、放置自転車の保管手数料と保管期間を見直す。駐輪需要を発生させる商業施設に対して駐輪場の設置義務の導入も検討する。
自転車通行空間の整備は、新たに重点エリアを定め、実行計画策定後5年間で完了させる方針。市内での自転車利用の模範となる「ハマちゃりルール」をまとめ、市民への周知も図る。
素案は区役所の窓口や市民情報センター、市のホームページなどで閲覧できる。意見は郵送やFAX,メールなど所定の方法で受け付けている。問い合わせは横浜市道路局交通安全・放置自転車課(【電話】045・671・3644)。
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