横浜市はこのほど、妊娠や出産、育児などの悩みを電話やメールで相談できる窓口「にんしんSOSヨコハマ」を開設した。予期しない妊娠で悩む女性に対し、孤立することなく支援を受けられるようにするのが目的。妊娠早期からの支援充実と児童虐待防止につなげたい考えだ。
臨床経験5年以上の保健師や助産師、看護師などの相談員が妊娠や出産、育児に関する悩みを持つ相談者に365日対応する。必要に応じ、各区の相談支援機関を紹介するなどして継続的なサポートをめざす。
厚生労働省の発表によると、心中以外の虐待死は0歳児が死亡事例全体の4割以上を占めている。妊婦健康診査の未受診や望まない妊娠であるケースが目立つ。市こども青少年局こども家庭課によると、妊婦健診を受けず出産時に初めて医療機関を訪れる「飛び込み出産」は市内で年間約60件あるという。
同課担当者は「早く相談することで産む準備も整えられ、状況によって産まない選択をすることもできる。サポートを受けて考えが変わることもあるので1人で悩まないでほしい」と話す。
相談は【電話】045・662・5524(午前10時から午後10時)、メールは横浜市ホームページからアクセスできる。無料(通話料は自己負担)。
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