公明党 教育に全力、就学支援の充実を 県議会議員 高橋稔
公明党県議団は経済的に厳しい保護者や生徒のため、県の高校奨学金制度の改善に取り組んできました。
従来の奨学金制度には、平等の観点から課題があるといわざるを得ません。私は、昨年9月の定例会代表質問で、必要とする生徒が平等に奨学金を受けられるように「成績要件の撤廃」と「拡充」を主張し、県に対して制度の見直しを求めました。
その結果、今年4月から誰もが利用できるように成績要件が廃止となり、制度は「育英」から「就学支援」へと大きく転換します。成績要件の撤廃はこれまで、大学や短大などで導入されましたが、高校生を対象に撤廃されるのは全国初の画期的な取り組みです。
また将来の負担を減らすため、必要以上に借り過ぎないように貸付金の上限を引き下げ、一定要件を満たす2年生以上には1万円の加算制度を創設しました。
19年春に大学院創設
県立保健福祉大学の大学院設置について、県は2019年春に開学すると発表しました。今月10日の定例会予算委員会で私が質問し、県が明らかにしました。
この大学院は、国際的な医療人材を養成する機関「メディカル・イノベーションスクール」として活用する目的です。県の答弁などによると、17年度にカリキュラムや教員を決定し、17年度末に大学院設置の認可を文部科学省に申請する予定です。18年8月に認可を受けることができれば、19年4月に開設できるとしています。
16年度は開学に向けた新しい部署を設置し、設置推進事業費として予算3770万円を計上しています。
採点ミス、再発防止を
県立高校入学者選抜について、採点ミスによって本来合格とすべき人を不合格としたケースが明らかになりました。平成28年度は2名、さらに平成27年度も2名いることが明らかになりました。県は各受験生と保護者に謝罪し、意向を確認した上で手続きを進めているところです。
私は県に対し、こうした事態を起こさないため、万全の対策を取るように要望しました。人的なミスを防ぐことはもちろん、マークシートの部分導入や、文字認識といった最新技術を活用した採点法の導入などの検討を求めました。
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