地域ぐるみで安全安心なまちづくりに取り組もうと上永谷中学校(北見俊則校長)で6月18日、同校主催の地区懇談会が開催された。同校生徒と地域住民、保護者、同校と近隣の永谷小、永野小、芹が谷南小の教職員など約800人が参加した。
懇談会は同校が毎年開催しているもので、昨年度からは同校の生徒も参加。生徒と大人たちで地区ごとのグループを作り、地域に関する意見交換などを行っている。
今回は大規模地震発生を想定し、同校を避難所と仮定した場合の運営方法などを考える「HUG」(避難所運営ゲーム)を行った。
生徒と大人たちは避難所を運営する責任者役となり、「トイレの水が流せないが、どうするか」といった課題を同校の平面図を見ながらグループで話し合った。
ゲームの後は「グループ会議」として、各地区の地図をもとに地域課題の意見を交換する場に。大人から生徒に「いつもどこで遊ぶか」などの質問を投げかけたほか、「ここは車が急に出てきて危ない」「おいしいお店はここ」などさまざまな話題が上がった。「大人たちから中学生に求めることは」という質問では、「コミュニケーション能力」「町内会の小さな行事にも参加してほしい」などの意見が上がっていた。
話し合いを終え、上永谷富士見台自治会の山田敏明会長は「中学生と話せる機会は貴重。できる範囲で行事に参加してほしい」と話していた。3年生の男子生徒は「1年前より面白く感じた。行事に参加していきたい」と意欲を示していた。
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