港南区体育協会(武田信雄会長)が25日、所属する指導者を対象にAED(自動体外式除細動器)を活用した救命法の講習会を港南スポーツセンターで開催した。いざという時に備えようと、参加者は真剣な様子で心肺蘇生法や操作法を学んだ。
同協会はスポーツ中の事故や不慮の事態に備えようと様々な講習を行っている。AEDの講習は2回目。
講習には同協会に所属する各スポーツの指導者ら41人が参加。港南消防署予防課の職員4人が講師として、心肺蘇生法の手順やAEDの操作法を具体的に説明し、「呼吸と脈を確認し、心臓を動かすことが重要」などと訴えた。参加者はダミー人形を患者に見立てて1分間に100回行う胸骨圧迫に挑戦。AEDの電極パッドを貼り付けて電気ショックを与える流れも体験した。
参加者のひとり、港南区ソフトボール協会理事の清水博さん(68)は「年に1度は学ぶことが大切と感じた。実際、試合中に熱中症で倒れた人がいた。たまたま消防の人がチーム内にいて事なきを得たが、一人ひとりが救命知識を持つことが大切」と話していた。
武田会長は「皆さんが真剣に取り組んでいた。何回もやることが大切。こうした講習を継続していきたい」と話した。
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