港南防犯協会が主催する「第29回防犯ポスター優秀作品表彰式」と、中学生が自分たちで考えた防犯対策や研究成果などを発表する「第8回防犯サミット結果発表会」が11月9日、港南公会堂で開催された。
今年の防犯ポスター展は、区内の全11中学校から101点の応募があり、さまざまな犯罪への注意喚起を促す内容の作品が集まった。23点が優秀作品となり、最優秀賞には笹下中学校2年生の赤川菜のんさんの作品=写真下=が選ばれた。 赤川さんの作品はたばこやアルコールなど未成年は禁止されている物の勧めに、断る勇気を持とうというもの。赤川さんは「暗い場所にいる人と、明るい場所にいる人を描いた。友だちの勧めなら断れても、先輩だと断りにくいというのもあると思う」と中学生の視点を語った。
防犯サミットは、港南警察署独自の取り組みで始まったもので、この日は各校のグループが舞台上で研究内容を発表。SNS(ソーシャルネットワークサービス)トラブルや万引き、不審者など中学生に身近な犯罪への対策方法や、校内で取った統計などがそれぞれユニークに伝えられた。
港南警察署の青山利史署長は「少年非行の検挙件数は10年連続で減少しているが、再犯件数やネット、薬物などの犯罪件数は増加しており、中学生を取り巻く状況はまだ厳しい。研究で得た成果を友だちと共有してほしい」と生徒たちに呼びかけた。
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