神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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港南区・栄区版 公開:2017年1月1日 エリアトップへ

済生会横浜市南部病院の院長で神奈川県医師会から学術功労者賞を受賞した 今田 敏夫さん 港北区在住 68歳

公開:2017年1月1日

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チーム医療で地域を1つに

 ○…副会長を務める神奈川県消化器病医学会の推薦を受け、昨年末に県医師会から学術功労者賞を受賞。地域医療の連携をはじめ、専門である消化器外科の研究と指導に尽力してきたことが評価された。「思ってもいなかったので嬉しい」。2011年に横浜市南部病院の院長に就任以来、地域医療の拠点である中核病院として人材の確保と育成に注力してきた。現在、スタッフは非常勤も含めて1000人を超え、救急要請の受け入れも強化している。

 ○…横浜市立大学を卒業し、2年間の研修医を経て、都内にある癌研究会癌研病院(現・がん研有明病院)で研修医として勤務した。多様ながんを取り扱う施設で、胃がんの外科治療を確立したとされる当時の梶谷鐶(たまき)院長の手術を直接見るため、研修を希望。同院を出た後も、横浜市大や県立がんセンター、海外など幅広く勤務。消化器外科医として最も印象的だったのは、1990年代に国内に導入された「腹腔鏡手術」だ。「モニターを見て機械で手術する方法は、消化器手術をがらりと変えた。それまで自信を持ってやってきたけれど、応じていくのは大変だった」と振り返る。

 ○…地域の病院との連携を強化するため、”顔の見える関係”づくりにも努めてきた。「医療はそれぞれの役割があり、チームで行うもの」。目標は医療の質向上だ。「まずは、技術の進歩についていくこと。地域の人が『南部病院があるから安心』と信頼できるような存在にならなければ。そして、今まで以上に医療と介護の連携も必要」。中核病院として担う役割の大きさに気を引き締める。

 ○…学生時代にテニスをしていた縁で、平日の仕事後はスクールに通い汗を流す。「息子より若い人とダブルス組んだり、忘年会したりして面白い。年上だから大事にされてる」と笑う。読書も趣味で、好きなのは推理小説。移動中に読みふけるという。「普段と違う世界に触れるのは楽しい」
 

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