株式会社東海キッズケア(港南台/岡田容子社長)が大規模な病児保育施設の整備を進めている。現在建設中の港南台医療モール内に今年7月にオープンさせる。行政の助成は受けず、民間施設として独自の運営に乗り出す考えで、急な病気などに対応して当日受け入れも可能とする。計画によると定員数は641人という。
整備を進めている株式会社東海キッズケアは、港南台の東海メガネ・コンタクトや岡田眼科のグループ企業。現在、同グループは5階建ての医療モールを環状3号線沿いに建設している。病児保育室には小児科を併設し、2階と4階に整備する計画で延べ床面積は約350坪。医療モール内には泌尿器科や耳鼻咽喉科、内科、調剤薬局などが入る。
市内には現在、横浜市病児保育事業として市の委託を受けて運営されている病児保育室が19施設ある。利用料は1日2000円で、保育時間は午前8時30分から午後6時まで。利用するには事前にかかりつけ医の診断が必要なため、急な病気が発症した当日に利用することが困難なケースがある。
東海キッズケアでは会員制を導入する。保護者が会社を遅刻したり早退したりしなくても済むように保育時間を午前7時から午後9時までに設定。前日の午後6時から当日午前7時までインターネットを使って予約することができる。小児科が併設しているため、事前のかかりつけ医による診断は不要という。利用料金は1時間1000円で最大料金は6000円。但し、午後6時以降は1200円としている。
保育中は小児科医が午前と午後に診察を行い、常勤の看護師が投薬などを行う。保護者は診断結果や治療内容、保育の様子をスマートフォンなどで確認できるという。医療モール内の医療機関とも連携するとしている。
岡田容子社長は「子どもが病気になって預けたくても預けられないという声が多い。夫婦共働きが多い現状で、会社を休まずに安心して預けられる場が必要」と話している。
オープンは7月3日。内覧会を7月1日と2日に開催する。同社では現在、会員を募集中。問い合わせは東海キッズケア準備室(【電話】045・833・3049)。
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